「今年の漢字」を予想してみる

年末に日本漢字能力検定協会が発表する「その年を象徴する漢字一字」。昨年は、様々な災害や異常気象に見舞われたため「災」だった。

過去の傾向を振り返ると、「虎」や「戦」のように具体的な出来事をそのまま表している字がある一方で、「末」のようにいろいろな出来事を抽象的に表す字になることもある。総じて両極端な結果になっているように思う。そして、下半期の出来事にとても影響を受けやすい。

その傾向も若干踏まえたうえで、ランキングに入りそうな漢字を考えてみた。

・「揺」
ネット系企業による株買収に揺れた業界。自民党圧勝に揺れる国会。揺れる耐震偽造マンション。腰を揺らす芸人。

・「新」
新球団誕生及び両リーグ交流新制度。新皇室典範と新憲法論議。ネット系企業新規参入。

・「脱」
福知山線脱線事故。脱自民、郵政民営化反対議員。

・「衝」
ネット系企業による株買収で衝撃の業界。自民党圧勝の衝撃。福知山線がマンションに衝突。無敗３冠馬ディープインパクト（深い衝撃）。

・「圧」
自民党圧勝。ロッテ圧勝。政治家による圧力あったのかＮＨＫ番組改編報道。姉歯建築士「上から圧力あった」。

・「株」
ネット系企業による株買収。個人投資家急増。日経平均株価上昇。

・「偽」
耐震偽造マンション。偽者による振り込め詐欺。

・「萌」
もはや説明不要。

今年の発表は１２月１２日。ポジティブな意味になればと思ったが、この候補の中に既になさそうである。