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改革元年。ボールパークはどこまで変われたのか? [∴sports]

月6日から6月16日まで行われている日本生命セ・パ交流戦。プロ野球発足後、初めての試みが、早くも第2節終盤を迎えている。

昨年、近鉄・オリックスに端を発した球界再編問題は、古田敦也日本プロ野球選手会会長を中心に、選手・ファンが一体となって、守るべき伝統を守り抜いた。結果として、セ・パ交流戦など、新たなファンサービス策も実現した格好である。

しかし、それは同時に、企業スポーツが利益を生み出すことは如何に困難か、そして選手・オーナー企業間の溝の深さ、現状を浮き彫りにしたことも事実である。

巨人軍の低迷、スター選手のメジャー流出など人気低迷の要因が様々挙げられるが、“娯楽産業の元祖”であるプロ野球が原点に立ち返る良い機会なのかもしれない。

ファンあってのプロ野球である。よほど目の肥えた玄人であれば、ただひたむきなプロの真剣勝負が見られれば満足できる。だが、球場に足を運ぶ客はそれが全てではない。
“野球をよく知らない人でも盛り上がれるプロ野球”。エンターテイメントにはそうしたものが、必然的に、求められてくるのではないか。

昨年、千葉ロッテマリーンズは、9年ぶりボビー・バレンタインを監督に再起用した。元々、ファンサービスに定評があったためか、122万5000人だった年間入場者数は、3割増の159万6000人まで引き延ばされた。
今シーズンは、チームも好調で5月13日現在2位のソフトバンクに2ゲーム差をつけた首位である。

しかし、抜本的解決策に至る道筋は、まだまだ遠いだろう。今までのように、単純にスター選手の名前に頼って集客するのでは、これまでの結果とさほど変わらない気がする。

お金を払って試合を観戦するという価値に、さらなる価値が付加されること、さらには「地域密着」というキーワードが今後の肝になってくることが考えられる。

かつて、そのほとんどが鉄道会社保有であったプロ野球チームも、今や西武と阪神の2チーム。社会の変化とともに、プロチームが現状に留まることは、不可能であることを示している。

ただ、そうして変わっていく球界が楽しみであることも否定できない。


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