Ｆ１アメリカＧＰ大量棄権

７チームが一斉棄権　タイヤ損傷の危険性理由に　（MSN-Mainichi INETRACTIVE）

１９日に行われたＦ１アメリカＧＰにて、半数以上の１４台がスタートを待たずして一斉リタイアする事態に陥った。レース当日、タイヤを供給しているミシュラン社（フランス）が「安全性を保証できない」と通達を出していたためである。全１０チーム中、ミシュラン製タイヤを使用しているのは、Ｂ．Ａ．Ｒホンダ、ルノー、ウィリアムズ、マクラーレン、ザウバー、レッドブル、トヨタの７チーム。
（意外にも、Ｂ．Ａ．Ｒホンダとトヨタの使用タイヤは国産メーカーのブリジストンではない）

２日前のフリー走行時、Ｒ．シューマッハ（トヨタ）はじめミシュラン製タイヤを使用したマシンの事故が相次いだ。同社は調査をするものの原因は不明のまま。先の通達に至った。

昨季までは、予選後はもちろんレース中のタイヤ交換も認められていた。それが今季に入り、ＦＩＡ（国際自動車連盟）は、予選と決勝の同一タイヤで、しかもレース途中にタイヤを交換してはいけないルールを定めた。危険なまでに上がり続けるマシン性能に歯止めをかけるためである。だが、それもあまり意味がなかった。メーカーは限界まで技術向上を図り、タイムは昨季と遜色ないものになった。

そして、今ＧＰでは安全面を重視したルールが裏目に出る。コース構造に自社製タイヤが保たないと判断したミシュラン社は、負担を避けるためにコース最終コーナーにシケイン（※人工障害物）を設置することを提案。安全面を考えた提案だが、ルール変更を認めないＦＩＡはこれを拒否した。やむなく７チームは、ボイコットにも近いかたちでレースを棄権した。１２万人の観衆のブーイングがしばらく続いたという。

∴スポーツ全てに言えることだが、本来目を向けるべき点がないがしろされているケースは少なくない。 

コメント 3

はじめまして。
やっと何があったのかわかりました。テレビでは具体的な内容をチャント説明してくれないので、何かがあったらしいとは聞いてましたが。川合ちゃんのおしゃべりより、そういう情報をちゃんと時間を多くとって繰り返し放送してほしい。
by 降龍十八章 (2005-06-29 11:30) 

>降龍十八掌さん
コメント・nice!ありがとうございます。
このレースの日は用事があってテレビ中継を見られなかったんですけど、こんな出来事があったのを考えると、むしろラッキーでした。
by 幸 (2005-07-01 23:19) 

きょうＦ１ニュース見ました。（中継以外にあるんですね。知らなかった。）
初めて川合ちゃんの顔を見ました。ぜんぜん声と一致しない！！なんかジャッキーチェンの従兄弟みたい。やっと、シューが予選２位なので、明日は期待します。
by 降龍十八章 (2005-07-03 00:30)